要点3行

  • トヨタ自動車は11月1日、愛知県豊田市の堤工場で、「カローラ」の60年を記念する式典を開きました。
  • 初代カローラは1966年(昭和41年)に登場しました。国内外の累計販売は、9月末までに5800万台を超えています(共同通信)。
  • 会場には、初代から現行の12代目までと、次の世代のコンセプトモデルが並びました(日経)。

何が起きたか

式典には、部品などの仕入れ先、販売店、工場の関係者やファンなど、約130人が参加しました。

日本経済新聞によると、会場には初代から現行の12代目までのカローラと、次の世代のカローラのコンセプトモデル(新しい考え方を形にした試作の車)が展示されました。カローラという名前が「花の冠」を意味することから、会場には花の冠も飾られたといいます。

いまの開発責任者である福島徹チーフエンジニアは、「名前以外はすべて時代に合わせて変わってきた」と述べました(日経)。

背景(なぜ今これが起きたのか)

初代カローラが登場したのは1966年です。共同通信は「1966年11月5日に発売」、日経は「1966年10月に発表」と伝えていて、発売と発表で日付が少し違います。どちらにしても、今年で60年の節目にあたります。

1966年は昭和41年です。それから60年、同じ名前のまま12代にわたって作られ、日経によると150以上の国と地域で売られてきました。共同通信によると、国内外の累計販売は9月末までに5800万台を超えています。

ひとつの名前を60年使い続けられる商品は多くありません。福島チーフエンジニアの言葉どおり、中身は時代ごとに作り変えながら、名前だけを受け継いできたことが、長く続いた理由の一つとみられます(推測)。

あなたへの影響

生活やお金に直接かかわるニュースではありません。そのうえで、身近に感じられる点を挙げます。

「昭和の車」の名前が、いまも現役で走っている カローラは昭和に生まれた名前ですが、いま売られているのは12代目です。親や祖父母の世代が乗っていた車と、いま街で見かけるカローラは、名前が同じでも中身はまったく別の車ということになります。家族で車の思い出を話すきっかけになりそうです。

車を選んでいる人は「次の世代」の動きに注目 今回の式典では、次の世代のコンセプトモデルが展示されました。ただし、いつ、どんな形で売り出されるかは、確認した報道には書かれていません。車の買い替えを考えている人は、トヨタの公式の発表を待って判断するのが確実です。

長く続く商品の「変え方」は、仕事のヒントにも 「名前以外はすべて変えてきた」という言葉は、看板は守りながら中身を新しくし続ける、という考え方です。自分の仕事で、長く続いている商品やサービスに関わっている人には、考えるヒントになりそうです。

今後の注目点

  • 次の世代のカローラについて、トヨタがいつ、どんな発表をするか
  • 60年を記念した催しや企画が、ほかにも行われるか